気管支炎
気管支炎とは?
その名の通り、気管支に炎症が起きて、咳や痰がでます。原因は、ウイルスや細菌の感染です。原因のウイルスはかぜと同じことが多いようです。
かぜよりひどい
「かぜ」は、のどや鼻(上気道)の炎症(感染)を指します。気管支炎は、感染の場所が気管支(下気道)というだけです。必ずしも感染が「かぜ」よりも強いということではありません。従って、熱のないこともありますが、咳や痰は次のような理由で「かぜ」よりも長引きます。
咳がひどい理由
気管支におきた炎症で、気道がむくんで狭くなり、痰が増えた状態になります。これが気管支を刺激してひどい咳がでます。特に、夜自立神経の緊張がとけて
痰が多くなり、咳がひどくなる傾向があります。痰がたまると呼吸困難になったり、肺がつぶれたりします。水分を十分とって痰がねばくならないようにして、じょうずに咳をして、しっかり痰を出しましょう。
治療は
交感神経刺激薬(気管支拡張剤):気管支を拡張します。(ホクナリン・メプチン)去痰剤:痰の切れをよくして排出しやすくします。(ムコダイン・ムコサール)テオドール(キサンチン製剤:カフェインに似ています):気管支拡張剤吸入液は、交感神経刺激剤(気管支拡張剤)です。
「喘息」と「気管支炎」
基本的な病態は、気管支の炎症で同じです。「気管支炎」を繰り返すのは、気管支に過敏性がある状態・体質です。この慢性の炎症がある状態を「喘息」といいます。つまり、気管支炎を繰り返す時に、「喘息」といいます。
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